コイルの抵抗、ワイヤーの選定、巻き数の決定等々のお話。 …ベイホク店長岡野の場合…

Q&A

この間、お店に

『ビルドの出来るアトマを貰ったんですが、ワイヤーは何を選べば良いのか?抵抗値はどのくらいにすれば良いのか?』

を教えて欲しいというお客様にご来店頂きました。
その時は対面しながら質問に答えてと言った感じでおそらくわからなかった点は解決していただいた・・・と思いたいのですが(^^;

抵抗値、ワイヤー選定について考えてみよう!

最初って確かにわかんないですよね!
私が始めた4、5年前は取り敢えず0.5Ω以上で組んでれば大丈夫なんて言われてて徐々に色々と覚えていったのですが、そんな私の経験をお話しして行こうかなと思います。
勿論これからの内容が唯一の正解ではないです!

よろしければお付き合い下さい😄

まずは目標抵抗値を決めよう!

私の場合まずは吸いたいリキッドをどのくらいの出力で吸うかを決め、その出力に合う様な抵抗値を決定します。
はい!ここでまず『オームの法則』の登場です😄

メカニカルMODの場合、フル充電のバッテリー使用時は電圧4.2Vが掛かります。
で抵抗値を決めると自然に流れる電流も決まります。

つまりメカニカルの場合抵抗値を決める事でしか出力を調整できない事になります。
そして『爆煙で吸いたい!』ってな場合は抵抗を下げると流れる電流が増えていきますので、どんどん抵抗値を下げれば良いのですが・・・・

ここでバッテリーの性能が関わってくる訳です。

メーカーや種類によって変動していく訳ですがVAPE専門店で販売しているバッテリーだと

  • 18350→7A   0.6Ω
  • 18650→14A   0.3Ω
  • 21700→20A   0.21Ω
  • 26650→20A   0.21Ω

バッテリーの性能をちゃんと調べられる方でしたら正直もう少し低い抵抗値での運用も行けるのですが、
あんまりわかんないや💦って方は上記の数値より高い抵抗値に設定すれば良いかなと思います。

ただこれはバッテリー一本でコイルが一つの場合です。

じゃぁそれぞれが増えたらどうなるか?

まずはコイルを2つにした場合

このようにそれぞれのコイルに抵抗値に応じた電流が流れるので回路全体では倍の電流が流れます。
つまりMod全体で見た時には半分の抵抗値となります。

この辺がややこしいのですが💦

要はコイル二つで抵抗値0.5Ωで運用したいのであれば1.0Ωのコイルを二つつければ0.5Ωになりますよ!って事です。

そしてバッテリーが二本になった場合

こちらはバッテリーが直列か並列かでバッテリーを安全に使える抵抗値が変わります。
直列の場合は電圧、電流共にシングルの場合と比べて倍になりますので安全を考えると抵抗値も倍高めに設定することになります。

対して並列の場合は電圧はシングルと一緒で電流が半分になります。
という事は抵抗値はシングルの場合と比べて半分の抵抗値でも安全に使えます。

とりあえずは今回はコイルの話なので、バッテリー二本使用のModに関しては後日また触れることにしましょう🤨

という訳で例えば一番多いであろう18650バッテリーを一本で使用する場合の抵抗値を考えましょう!
私はあんまり難しく考えません😆

  • スイーツ系リキッド→0.3Ω
  • フルーツ系リキッド→0.5Ω~0.7Ω
  • Pod用、某プルーム使用時→1.0Ω前後

くらいで考えます。

これが私の目標抵抗値です!

とりあえず作りたい抵抗値を決めたらワイヤーの選定、巻き数、内径をセレクトしよう!

🔵それじゃぁまずは甘いリキッド用の0.3Ω❗️

デュアルコイル(コイル二つ)のRDAを使用します。シングルで0.3Ωはほとんどやりません、私の場合。という事は0.6Ωを二つ付ければオッケー👌でここから先はアトマ次第でゲージ数変更です。

🟣24mm以上のRDA

デッキもまあまあ広いので巻き数も少し多めに巻けますので、24G Ni80の3mm径の7巻きを二つ‼️これで0.3Ωを狙うことが多いです。バッテリーの性能が良くて20Aくらいまで行ける物でしたらここから2巻くらいずつ減らして5巻の0.25Ωくらいで運用すると立ち上がりも良くなります。

🔵続いてはフルーツ系リキッドを嗜む0.5Ω~0.7Ωのセッティング‼️

🟣22mm径のRDA、シングルコイルのRTA等

デッキが狭くなるので24Gだと巻き数が稼げないのと径も太いと収まらなかったりします。

そして何より煙が熱い🥵

もちろん上で作った24G Ni80 3mm径の5巻で0.5Ω付近のコイルを付けてもオッケーですが、太いワイヤーは熱の入りは遅いですが熱の引きも遅くなります。
でフルーツ系のリキッドはあまり熱い煙で吸いたくない私・・・ですので26Gの登場です😆

26G Ni80 3.0mm径の5巻、これで0.6Ω位です。
これを基本に巻き数を増やして0.7Ωくらいにしたり、径を2.5mmにして0.5Ω付近にと吸うリキッドに応じて微調整する感じです。

🔵さて、最後1.0Ω前後‼️

1.0Ωとなると、24Gだと流石に巻き数が増えすぎますので26Gか28Gの選択になります。
28Gのカンタルだと2mm径の6巻か2.5mm径の5巻くらいが作りやすいとば思いますが、そこは更に美味しく吸いたい‼️

という事で30Gのパラレル【ワイヤーを二本並べて重ならない様に巻き付ける方法、二列いっぺんに7巻すると、7巻のコイル二つを付けたのと同じ抵抗値になります。】で使用しています。

MTLの吸い方をすっかり忘れてしまった私は1.0Ωくらいだと単線では少し物足りないのです😵

という訳で私の場合、まずは作りたい抵抗値を決める

コイルの巻き数が5~7巻くらいで目標抵抗値になるパターンからデッキの構造や吸いたいリキッドに応用してゲージ数、径の太さを決める。

あとは思いっきり吸うべし‼️

ってな感じで決めています。
で目標抵抗値になるパターンを選ぶ際に超絶便利なものが‼️

saloon店の三浦店長が渾身のビルドで抵抗値早見表を作成してくれましたのでそちらを最後に掲載します❗️

※各種早見表の画像クリックすることでPDFファイルが開きます。
保存や印刷等にお役立てください。

カンタルワイヤー

NI80ワイヤー

使うワイヤーを選ぶ際にも参考になるかと思います。

長々とお付き合いありがとうございました😊

皆様ご安全に‼️

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